セミリタイアの移住先。便利で楽しい福島県いわき市が自分には合っているであろう

今は会社の指令で茨城県に飛ばされているので茨城県の沿岸部に住んでいます。
趣味がサーフィンなので大変満足しております。
以前は千葉県の内陸部の方に配属されていたのですが、上長に「海の近くがいい」と言っていたら本当に異動させてくれました。
今の勤務先はとても良い会社です。
 
セミリタイア をしたら自分で居住地を探さなければなりません。
出費を抑えるために都会には住めません。
かと言って山奥とかになると仕事にありつけなくなる可能性もあります。
 
そうなると地方の中核都市あたりが落とし所になってきます。
 
今の茨城県のままでも良いのですが、なんとなく違うんですよね〜
自然が多いようで自然じゃないと言うか。
うまく言えないんですけど今住んでいるところは、変化に富んだ自然がないんですよね。
 
どこまでも続く海があるのですがずっと砂浜の海。
大きな川が一本ありますが、水遊びが出来そうな小さな川がない。
山は無いですね。
 
といった感じで全体としては自然が多いところなんですけど、いざ自然を楽しもうと思うとそのバラエティの少なさにすぐ飽きてしまいそうなところなのです。
 
それから仕事面ではもう少し人口の多いところでないと薬局の選択肢も少なくて困っちゃいそう。
 
ということで条件を箇条書きすると(順位と優先度は関係ありません)
1、海が近い(趣味のサーフィンのため)
2、地方の中核都市(仕事量と適度な娯楽)
3、生活に極端な不便が無い(病院やスーパーが概ね車で10分以内)
4、雪が降らない(寒いの嫌)
 
みたいな条件になりまして、私が調べた感じではこれらの条件に当てはまるのが
 
 
でした!
 

いわき市の丁度良さにつて

1、海が近い

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良い波がたつ豊間海岸[いわき市提供]



これは私にとっては必須ですね。
山が好きだったり、スノボが趣味の方には「山岳部のまち」といった条件になるのでしょう。
 
いわき市は特にサーフィンができる場所が豊富で波質も良くしかも混雑とは無縁。
首都圏から遠く、冬は寒いのであまり人が集まりにくいのですね。
 
以前に移住先として千葉県の鴨川市を検討していた頃がありましたが、気候は温暖で海水温は一年を通して高く、波質も良いなど海は非常に魅力的でした。南国のようなコバルトブルーの海の色も心を惹きつけるものでした。
しかし、これだけ良い条件の揃ったところには人が集まるもの。
首都圏からのアクセスもよく鴨川の海には平日でも多くの人が押し寄せていました。
こんな状態はあまり好きでは無く、のんびり派の私は候補から外してしまいました。
 
その点、いわき市は素晴らしい波のクオリティなのに人が少なくしかも海のキャパシティが非常に大きいので混雑とも無縁です。
訪れたときに一発で惚れましたが、それは初回の高揚感から来るものというだけではなく、何度通ってもしみじみ良いと思えるものでした。
 

2、地方の中核都市

いわき市は人口約35万人で東北地方で2位の規模となります。
このくらい人口があると程よく仕事も娯楽もあります。
中核都市のうち「地方の」という条件があるのは住居費が圧倒的に安いため。
同じ規模の都市であっても首都圏に近づくほど住居費は上がっていきますからね。
 
ちなみに人口東北1位はぶっちぎりで仙台市
大学が仙台にあったため住んでいたことがありますがとても良いところでした。
大都市のため仕事は豊富にあるでしょう。
娯楽も十分以上にあり、東京まで新幹線で1時間半程度と交通の便も申し分ありません。
 
しかし、私には仙台は寒すぎでした。
手袋一枚では寒さのため手が痛くなります。
ここでは「寒い」という感覚では「痛い」と感じるようになります。
このため冬は軍手と手袋を2枚重ねして過ごしていました。
 
雪についても仙台市は東北地方の中では少ない方なのですが、それでもそこそこは降ります。
毎年30センチくらいの積雪が年に3回ほど。ちょっとした雪ならちょくちょく降っていました。
この頻度は私にはアウトです。
なので街としては魅力的な仙台ですが寒さのため候補から外れました。
 
話をいわき市に戻すといわき市はそこそこの人口があるので市内だけでもかなりの薬局数があると見込めます。
実際に求人数も鴨川市や今の居住地である茨城のとある町とでは桁が2つくらい違う数があります。
 
娯楽に関しては
 
 
を筆頭にその他イオンモールや1時間ちょっと行けばスキー場などもあります。
 
アクアマリンに関しては年パスがなんと4000円!
ハワイアンズ常磐興産の株主となれば最低年に6枚もの無料入場券が手に入ります。
 

3と4、生活不便なし雪なし

便利の基準は人それぞれでしょうが、私はスーパーが近ければ概ねOKです。
今はAmazonなどのネット通販でほとんどのことが足りますし、元々あまり買い物をしません。
彼女が病院近い方がいいというので病院も条件に書いてみました。
 
いわき市はもちろん住む場所によりますがそれなりにスーパーも病院も点在しているのでよほど地区選びを間違えなければ大丈夫そうです。
 
雪については意外に思うかもしれませんが、東北地方の中で福島県の沿岸部はほとんど雪が降りません。
加えていわき市は東北の最南端にあるため気候は関東地方に近く
 
沿岸部×南部
 
の相乗効果(?)によりほとんど雪が降りません。
1年に1〜2回積もる程度。積もっても数センチと言ったところでしょうか。
平均気温も今いる茨城とあまり変わらなそうなので大丈夫だと思います。
 
 

いわき市の弱点

さっきからいわき市のいいところばっかり話してるけど、いいところしか見えていない盲目さんになってるんじゃ無いの?
と疑われそうなので弱点も。
 

・車必須

田舎なら大抵どこでもそうでしょうが車が必須です。
しかも1家に1台ではなく大人1名につき1台。
都心なら0台で住むところを田舎なので自分と彼女の分で2台必要になるのでその点出費が嵩みます。
 

・住んでみなきゃわからないがスタッドレスが必須になるかも

雪はほとんど降らないとは言ったものの気温が低い地域ではスタッドレスが必要になることがあります。
雨が降った翌日に路面が凍ってしまう場合などですね。
フリーランスの仕事が入っているのに、路面凍結のため出勤できませんなんてなったら信頼を失います。
となれば路面凍結が頻回に起こる場合、スタッドレスを用意しなければならないので余計な費用がかかりそうです。
 

・隣接市町村が無い?もしくは微妙

これが一番デメリットと感じている点かもしれません。
イオンモールなど大型商業施設の商圏の考え方に似ています。
四方に隣接する大きな街がないのでその分お客さんを獲得するのに苦労する可能性があります。
 
北部は福島第一原発の事故の影響で人が住んでいない地域が広がっていますので当然薬局なんかありません。
東部は海なので当然薬局がありません。
西部は阿武隈高地という山々の連なりがあり、険しい山岳部のため人口は少なく薬局は少なめとみたほうがいいでしょう。
南部は茨城県との県境でありこちらも山が多く大きな市町村はありません。
 こうなるとほぼいわき市内だけで仕事を探さなければならないことになります。
 
依頼可能範囲を片道1時間と定めた場合、東西南北にある程度の人口がいる場所と比べたら仕事量の面では圧倒的に不利になります。
例えば越谷市とかであれば越谷市内に加え東に千葉の柏、西に大宮、南は東京都、北は春日部などある程度の人口を持った街があるのでその分仕事の数もたくさんあるでしょう。
 
通勤1時間圏内で地図上に円を描いた場合、いわき市は円の面積のほとんどが海と原発避難区域と山。
一方の越谷は円の中に豊富な人口と街。
この差は歴然ですね。
 
隣接市町村の人口規模は仕事を探す上で結構重要ですがこの点がいわき市は圧倒的に不利です。
しかし私には秘策があります。それについてはまた今度どこかで書いてみたいと思います。
 

まとめ

というわけでいわき市は弱点もありますがそれでも魅力的な街なのでてくてくはこのままいわきを拠点に活動する方向で調整を進めていく予定であります。
いわき市内の薬局の潤滑油として活動できる日を夢見て。