100万円超の損切り!終身保険と個人年金保険を解約した。

タイトルの通り保険を解約した。

 

満期よりかなり前の解約のため100万円以上の損失が確定。

 

社会人になりたての頃に金融知識がほぼ無い状態で契約したもの。

 

当時はSP500なんてもちろん知らないし、株取引なんてのは怪しいものと思っていた。

 

銀行預金も今と変わらずほぼ利息がつかない状態。

 

そんな中、

 

「死亡保険も付いていて、満期時にはお金が増えて帰ってくる」

 

といった商品はなんかすごいもののように見えた。

 

我慢して25年間毎月お金を支払うことで、支払った総額の140パーセント程度の返戻金が受け取れる。

 

もし自分が死んでしまった場合に家族にまとまったお金が残せるという保険機能まで付いている。

 

しかも毎年の年末調整で税制優遇もある。

 

親が銀行員だったので親のすすめもあり何も疑わずに良いものと思って加入した。

 

終身・個人年金合わせて毎月3万円ほどを約8年続けてきた。

 

それを今月解約した。

 

本当はもっと前々から解約したいとは思っていたのだが、損失確定するのが嫌であったのと昨年あたりまではまだ続ける意味を見出せていたため解約はしていなかった。

 

それを今年解約した理由は主に以下の3つ。

 

①日本もインフレ局面入りしたと感じた

②損失の考え方を間違えていた

③NISA口座の投資枠が大幅に増えたから

 

順に見ていく。

 

①日本もインフレ局面入りしたと感じた

生まれた時からずっとデフレ経済で、国が色々テコ入れしても状況は変わらないといった時代が長く続いていた。

 

そのため、インフレに転じる未来が想像できずウクライナ戦争などで物価が上がっても

 

「一時的なもの」

 

と決めつけていた。

 

 

しかし昨年あたりから物価上昇が常態化し、賃上げの機運も高い。

 

株価も堅調に推移している。

 

日銀の利上げもほぼ確実に行われるだろう。

 

これら諸々の状況を見ていると、今回は本当にデフレからインフレへの転換点が来ているにではないかと思ってしまった。

 

保険の解約返戻金のようなほぼ金額が固定されてしまっているものはインフレ局面では不利である。

 

hajimemasitenoblog.hatenablog.com

 

 

↑↑↑昔の記事では

 

「インフレになってもその時は株が上がってるから別にいいよ」

 

的な理由づけしてたけど、本心では

 

「インフレなんかになるわけない」

 

と考えていたのだろうと思う。

 

 

満期の解約で1000万円程度もらえるが、そのときの1000万の価値はおそらく今の価値より減っていると考えるようになったのである。

 

 

それ以外にも、

 

「おじいちゃんになってから1000万円もらえてもなあ・・・」

 

という気持ちもある。

 

新社会人の頃は上述のように金融知識など毛ほどもなかったので老後の1000万円は非常に心強く感じた。

 

「若い頃に節制して老後安心」

 

的な。

 

でも、投資などの勉強をしてからは無駄遣いをしないでちゃんと資産形成していればその程度の資産は無理なく作れると感じるようになった。

 

これにより老後のまとまった解約返戻金というものの価値が相対的に暴落し、保険を継続するモチベーションを失ったのである。

 

 

②損失の考え方を間違えていた

インフレ局面に入ると考えるようになってからも解約に迷いはあった。

 

なんせ100万円超の損失を計上するのだから。

 

払込の年月と返礼の表を眺めると払い続ければ返礼率は上がっていき、なるべく長く続けた方が損失は小さくなっていくと考えていたためである。

 

しかし、これが間違いであった!

 

よく考えたら、払込を続けていくと上がっていくのはあくまで返礼なのである。

 

例を出すと以下のような感じ。

 

例えば10万円ずつ払っていって返礼率が5%ずつ上がっていく場合

 

一見、頑張って続けるほど返礼率が高くなっていくので少しでも先延ばししたほうがいいように感じるが・・・

 

損失額を追記すると、

 

 

金額ベースでは損失は途中までどんどん増えていくのである。

 

もちろん保険会社の案内には赤字のような項目は書かれていないので、この事実につい最近まで気づかなかった。

(保険会社に騙されたといった趣旨のことを言いたいわけではない。ちょっと計算すればわかることでそれを怠った私が悪い。)

 

私の場合はこの損失額は50歳くらいまで増え続けるものだった。

返礼は20代では40%とかだったのが50歳で75%くらいまで上がるので状況は良くなってそうに見えてたのだが、実は損失額ではそこがピークであった。

 

下がり続ける株をナンピン買いして評価損率だけを小さくして、その後も株は下がって損失は膨らんでいるのに、それに気づかず喜んでいるようなものであった。

 

 

今回保険を解約するに至った3つの理由の中で、これが一番大きかったかもしれない。

 

 

 

③NISA口座の投資枠が大幅に増えたから

妻の口座と合わせると積立だけでも月20万をNISA口座で使うことができる。

 

今までは2人合わせても6万円ちょっとだったので、余剰資金を個別株に振り分けたりiDeCoしたり、保険に払っていてもよかった。

 

しかし20万の枠は今までの延長では使い切れない。

 

保険に払うくらいなら今損失を計上してもNISAに向けた方が良いという判断である。

 

保険の返戻金は先述のとおり元本の140%程度。

インデックス投資なら今後20年、30年と運用すれば普通にそれ以上のリターンは得られるだろうとの判断である。

 

また、こちらもずーーーーーーーーーっと長い間見落としていた事実なのだが

 

 

返戻金にも税金がかかる

 

 

という点を考えていなかった。

 

つまり140%の返戻金といっても増えた分の40%には所得税・住民税がかかってくるのである。

 

税率20%だったとしたら手取りの返礼率は132%

 

そうなると益税非課税のNISAでの運用と比較してさらに分が悪いだろう。

 

 

まとめ

そういえばiDeCoもやってたし、これまでは老後に資金を振り向けすぎだった。

 

老後のための自分への仕送りは月23000円のiDeCoのみで十分。

 

NISA口座の資産だって現役時代に使い切ることはないだろうから、余った分は老後に回るだろうし。

 

ショボいだろうが年金もあることはあるでしょう。

 

しかし、保険は本当に無駄だったな〜

 

 

高校無償化とか大学無償化とか上手く活用していくには若いうちに資産形成すべし

最近「非課税世帯への補助」ってのがとっても目につくんですよね。

 

自分性格悪いなと思いつつ、毎月の給与明細から引かれている額を見てしまうと

 

「税金払ってない人が優遇され、払ってる人が支援を受けられないのはおかしい」

 

と思ってしまうわけです。

 

まあ、所得制限とか無しにみんなにやっちゃうとそれだけ財源が必要になるわけで。

 

そうなると結局増税となってしまうから最低限必要なところへというのは効率が良いわけなんだけど。

 

やっぱり税金払った分サービスも受けたいと思うのが人の性というものじゃないですか。

 

(「お前の払ってる税金なんて鼻くそだよ」という富裕層の方や「薬局で働いてるなら税金で食ってるようなもんだろ」といった鋭い指摘をされる方の意見はひとまず横におきます。)

 

そこで考えた今後の戦略。

 

子供が高校入学する頃にはフルタイム労働が必要ない状態にする

あと14年くらい?

 

その頃わたくし49歳。

 

その間に資産を増やして子供が高校に入る頃に仕事を調整して年収を減らし、無償化の対象になろうという作戦である。

 

さて、その要件はというと・・・・

 

出典:文部科学省

 

 

公立の一番低い年収要件で910万円!!!!!

 

 

い、いやオラの収入では全然心配なくフルタイムで働けるダ。

 

共働き再開しても絶対に届かねえ。

 

なんなら私立でも問題なくだわ。

 

まあ、あくまで現時点の話で14年もあれば制度がどうなるかわからないが。

 

ただ、最近の流れを見ると子育て関係に関して改悪は無さそうな。

 

政治批判が強くなるし、なんなら所得制限も無くせって声も大きい。

 

財源の面でも急速な少子化で子供の数が少ないから補助拡充してもかつてほどお金かからないだろうし。

 

 

ということで諸々考えると高校時点では仕事調整の必要は無さそうだ。

 

 

大学無償化を狙う

順調にいけば約17年後。

 

その頃わたくし52歳。

 

どうやら大学無償化に関しては2025年から所得制限が撤廃されるようだが、それは3人以上の多子世帯のみ。

 

2人以下では今まで通り住民税非課税世帯のみ。

 

うちは3人も育てられる気力も体力も無いので多くて2人。

 

大学が無償化になるからといって子供増やそうと思わないし、やっぱり少子化対策ってズレてるんだよねと実感する。

 

本気で少子化なんとかしたいなら結婚する人増やさないと。

 

結婚する人増やすには高齢者から金取って若者に配ること。

 

金を動かすだけじゃなくて企業の役職ポストなんかも若い世代に移す。

 

医療に関しては窓口負担1割は少なすぎる。みんな3割で良いでしょ!

 

年金にしろ医療費にしろめちゃくちゃ得してきてる世代なんだから人生の最後くらいちょっと多く負担しろよって感じ。

 

多くって言っても現役世代と同じだからね。

 

 

話は逸れたが大学無償化の所得要件は、

 

出典:文部科学省

 

補助される額は以下

 

出典:マネープラザONLINE

 

ものすごくざっくり言うと、

 

年収270万円以下にしておけば年140万円の補助がある

 

ということらしい。

 

 

140万円を手取りで得るには年収で180万円くらい稼がなきゃなので、年収をギリギリ270万に抑えれば実質年収450万円相当の生活感となる。

 

450万といったら日本人の平均年収とほぼ同じ。

 

フルタイムで働いて場合によっては残業して頑張った結果が非課税世帯と同じ生活水準ということだ。

 

やっぱり一生懸命働いている人たちはなかなか納得できないよね。

 

ということで、私は大学無償化に関しては満額対象を目指していく計画です。

 

 

 

 

 

 

大学無償化を阻む壁〜資産制限をどうする?

 

子供が大学に入る頃には働かなくても大丈夫なくらいの資産を作って、仕事辞めて住民税非課税世帯になって、無事大学無償化ゲットー!!!

 

 

なんてこと考えていたのだが

 

どうやら大学無償化に関しては所得制限だけでなく資産制限なるものもあるよう。

 

 

現状では金融資産2000万が線引きのラインのよう。

 

 

2000万なら普通に倹約していたらいってしまう。

 

 

おそらく資産とカウントされるものはすぐに現金化できるもの。

 

現金、金、株、債券などだと思う。

 

なので無償化への戦略としては不動産を買ってカウントされる資産を圧縮することか?

 

住宅ローン等で買った家まで資産とカウントされてしまっては国民や建設業界等から不満が出るであろう。

 

おそらく不動産は対象外となると思う。

 

①自宅のリフォームで資産圧縮

子供が大学行く頃には我が家は築50年程度になる。

 

圧縮したい資産の規模に応じてリフォームをするか。

 

建て替えてしまうか。

 

或いは、どこか住みたい地域が出てくればそこで中古物件でも探すか。

 

進学先=住みたい場所

 

となればそこでまた家を買うのも良い。

 

子供にウザがられるかもしれないけど・・・

 

 

②別荘を買って資産圧縮

 

資産価値の落ちなさそうな別荘等を買うという選択もある。

 

入学前に購入して資産を圧縮し、子供が大学を卒業する頃に売る。

もしくは気に入ったらそのまま持ち続けてもいい。

 

4年程度のスパンであれば比較的相場を予想しやすいとは思うが甘いかな?

 

民泊みたいなのをやって収入を得るのも良いだろう。

 

軌道に乗ればそのまま続ければいいし、上手くいかないようなら4年後に売却すればいい。

 

 

③在学中に住む部屋を借りるのではなく購入する

 

通常であれば子供が大学で生活するための部屋は借りるものだろう。

 

そこを敢えて買ってしまうのである。

 

借りるとなった場合、娘は♀なのでセキュリティ面を考えると家賃は最低6万円はするだろう。

 

都心部に近ければもっともっと家賃は上がっていくだろう。

 

そうなると4年通えば家賃は288万円〜

 

だったら中古マンションあたりを購入してそこに住んでもらって卒業時に売る方が良さそう。

 

マンションの購入によって資産の圧縮をして、大学無償化ゲット。

 

そして4年後に売るのだが288万円以上値が下がってなければ儲けもん。

 

仮想家賃分のアドバンテージがある分勝てる可能性の高い不動産投資である。

 

大学近くのそれらしい物件であれば同じようなことを考える人(入学者の親)がいそうで、そんな人を見つければ売却もスムーズにいきそう。

 

現時点での最適解はこれかな?

 

まとめ

高校と大学の無償化の内容を調べてみたが結局調整が必要なのは大学の時のみとなりそう。

 

まあそれも資産が2〜4千万程度だった場合の話でもっと大きくなっていた場合、2000万まで圧縮するのは逆に勿体無いのでその場合は潔く無償化を諦めるか。

 

将来この制度がどうなってるか分からないしそもそも子供が大学まで行くかどうかも分からないが、こういう妄想をしているのが楽しかったりする。

 

うまく国を出し抜いてる感というか。

 

完全に自己満足だけど。

 

節税のために高級外車を買う中小企業の社長とかも同じ気持ちなんじゃ無いかな?

 

あと、全然関係ないけど40歳から介護保険料の天引きが始まるので本当は40歳から仕事量減らしたかったな。

 

やはり若いうちからの資産形成は大切である。

 

 

 

 

 

2023年の振り返りと今後の展望

日記のつもりで開設したブログなのに前回記事が211日前とか・・・

 

これからは短くても内容薄くてもこまめに書きたいが、まあ無理だろうな。

 

とりあえず久々の記事では1月らしく昨年の振り返りと今後の展望をまとめてみる。

 

2023年の振り返り

①副業の準備を始めた

②子供が生まれた

③薬局の管理者に昇格したので多少昇給

④資産は前年比トントン

 

主なイベントはこんな感じ。

 

①副業の準備を始めた

「準備」って何やねん!って感じですが、MEDISKILLという薬剤師の副業スキルをアップするためのプログラムに加入してみた。

 

カリキュラムをこなしていけば主にプログラミングやHP作成などのスキルが着くというもの。

 

プログラミングやHP作成はAIなどの台頭で将来性は微妙かなと思ったが、

とりあえず向こう5年くらいは大丈夫だろうと思いやってみることに。

 

入会金も9万円とかで卒業後には実案件を通してこの入会金分は稼げるよう保証もついている。

 

2023.4から初めて2024.1現在、やっと今月卒業できそうなところ。

 

真面目にやってれば2〜3ヶ月で終わるようだが、途中モチベーションが下がってしまいダラダラと1年近くやってしまった。

 

本業の薬局での仕事が嫌であれば副業スキル習得のモチベーションが高まるのであろうが、

給料もまあ満足だし職場環境も悪くないとあって

 

「別に副業なんてしなくてもいいかな〜」

 

って思ってしまうことが多々あった。

 

ただ改めてスキルはいくつか持っていた方がいいと思い直し、

また副業が軌道に乗れば本業の時間を減らせるかと思って再奮闘中。

 

 

②子供が生まれた

1人目が生まれた。

 

私は子供に関してはいてもいなくてもどっちでも良い派だった。

 

いたらいたで苦労もあるが楽しいだろうし、いなければいないで色々な面で生活は楽だろうから。

 

子供はそんなに好きでないと言う私に対して

 

「生まれたら考え方変わるよ」

 

とか

 

「子供嫌いな人でも自分の子供には絶対デレデレになるよ」

 

とか周りから散々言われてきたが、それに対して冷めた気持ちで聞いていた私。

 

特に私は見た目だけで言えば人が良さそうに見える方だと思うので

余計そう言われやすかったのだと思う。

 

 

いざ生まれてきて思うことはやはり上記のような言説は大袈裟だったと言うこと。

 

可愛いがそれなりである。

 

ただ、一人だけ

 

「色んな人がいるから、可愛いと思えるかなんて絶対ではない。自分が注げる愛情の範囲で親としての責任をしっかり果たせばいい。」

 

と言っていた人がいてこの人の言うことが一番しっくりきた。

 

世の中には親から子供への虐待や最悪の場合命を奪ってしまうような事件などがあるのは残念ながら事実である。

 

その辺の事実を加味すれば

 

「自分の子供なら絶対に可愛いがれる」

 

なんて簡単に言えるはずがないのだけれど。

 

かといって生まれてきた子供が可愛くないからちゃんと育てないというのは絶対ダメ。

 

責任を持てないなら最初から産むべきでない。

 

産んだらちゃんと(できる範囲で全力の)愛情を注いで育てるべき。

 

つまり、前出の

 

「色んな人がいるから、可愛いと思えるかなんて絶対ではない。自分が注げる愛情の範囲で親としての責任をしっかり果たせばいい。」

 

ということになる。

 

 

 

③薬局の管理者に昇格したので多少昇給した

転職後1年ほど経ち、育休からあけたタイミングで管理薬剤師を任された。

 

手当がつき、給与月2万円アップである。

 

これは自分はラッキーであったと思う。

 

管理者やったことがある人であれば他の薬局行ってもある程度働けば問題なく管理者になれるだろう。

 

やることなんてどの会社でもそんなに変わりないから。

 

ただ、普通なら前任の管理者がいるし特に私の地域のような人材の流動性が高くない場所では今いる人員配置から何年も変わらないケースが多い。

 

田舎では薬剤師のような資格持ちを採用するのが大変であり、新しい人材が入ってこなければ人員が動くことがないからだ。

 

しかし、私のところでは私の後に割とすぐ新しい薬剤師の採用があった。

 

その押し出しという形で以前の管理者が異動となったため私が管理者になることができた。

 

これは本当に運が良かった。

 

下手したら5年、10年と採用がなくて配置がそのままだった可能性もあるし、その場合5年で120万円、10年で240万円もの収入を失っていたことになるから。

 

④資産は前年比トントン

保有資産は前年比でトントン。

 

市からの移住補助金等諸々合わせて250万円くらい入ってきたり、毎月の給料からも月10万円は積立て投資に充てていた。

 

しかし、前年にリフォーム代が1000万円ほどかかっており一部親に借りていた分を返済したため資産は大きく減ることはなかったものの増えることもなかった。

 

リフォームの際も自分で一括払いできなくもなかったが、持ち株や投資信託を売りたくなかった。

 

このため手持ちの現金だけ動員し、残りは親に借りたという形である。

 

これは今考えると本当に良かった。

 

日本株はその後大幅に上がったし、保有していた投資信託は主に米国SP500であるがこちらも含み益が増えている。

 

SP500に関しては2023年は指数自体はそこまで上がらなかったかと思うが円安に振れたため円ベースの含み益が大きくなったといった感じであろうか。

 

無利子で貸してくれた親にはひとまず感謝である。

 

2024年からは新NISAが始まることもあり投資方針を変えていこうかと思う。

 

今までは積立投信+個別株でやってきたが、個別株の割合を減らしほぼ投信で資産形成をしていこうかと考えている。

 

旧NISAでは積立枠が少なすぎて余力で個別株をやっていたが、新NISAでは妻の口座も合わせれば月20万円の積立設定ができる。

 

積立で20万も枠があれば資金が余ることはないだろう。

 

また、NISAで個別株を運用する場合は損益通算ができないという点で今までより投資難易度が高い。

 

これらの理由から個別株は順次売却して現金化していき、月20万の積み立てに充てたり市場暴落時の投信やETFのスポット購入に使おうと思う。

 

日本株はもう少し上がっていきそうで惜しいのだが、いつまでも引きずっていると売り時を逃してしまう。

 

新NISA開始をきっかけに2024年中にはほぼ売ってしまい、さっさと税金払って日本株とはオサラバの予定だ。

 

まとめ

タイトルの通り、振り返りと今後の展望を記載するつもりがほぼ振り返りのみとなってしまった。

 

2024年の展望は簡単に言うと副業の進展と資産の増加。

 

これはまた別の機会に書いていこうと思う。

 

やっぱり週5日も仕事しているのは人生の浪費と考えるので上2つを頑張ってさっさと常勤縛りから脱出したい。

コーストFIREとは?また新しい種類のFIREが現れた?

FIREという言葉はもうかなりの人が知っていると思う。

 

元々は米国で始まったムーブメントで、早期から倹約と投資によって資産形成を行い、

配当金などの資産収入で生活費を賄えるようになったら早々に仕事を辞めて自由に暮らすというもの。

 

日本でも多くの人に広まってきたのはここ5年くらいだろうか。

アベノミクスによる株価上昇が始まった頃からじわじわと話題になっていき、

米国株ブームやコロナ後の株価上昇などを経て爆発的に拡がったような印象。

 

ブロガーやYouTuberの存在も大きく、私も方法論等の詳細を学んだのは主にYouTubeからだったと思う。

 

 

そして今ではFIREの種類も多岐にわたっている。

 

元々のFIREは資産収入で生活費を100%賄い仕事は全くしないもの。

 

しかしそのためには最低1億円程度の資産が必要で多くの人が

 

「無理じゃね?」

 

ってなったり

 

「無理じゃないけど、1億円に届く頃はもうおじいちゃんじゃね?」

 

とかいう現実を突きつけられた。

 

 

そこで生まれたのがバリスタFIRE(呼び名は色々ある)というもの。

こちらは資産収入と仕事からの収入を合わせて生活費を賄うもの。

 

何が良いかというと、資産収入が補助としてあるため仕事で多く稼がなくても大丈夫よというもの。

今の仕事は嫌だけどお金のために仕方なく続けているという人は、

「収入は少ないけど好きな仕事」をすることができる。

 

また、資産収入で週2日分の給料と同じくらいの収入が作れたという人は

仕事の量を週3日に減らすことができるかもしれない。

 

こちらはだいぶ庶民的なFIREの目標となり得る。

共働き正社員夫婦などはかなりの確率でイケるんじゃないかと。

 

しかし、共働きでない家庭や都心部で子育てを行う家庭などには

こちらの実現も厳しいような気がする。

 

例えば年間生活費が300万円必要という人が週5→週3日に仕事を減らし、

週2日分は資産収入から補うとなると120万円を資産収入から得なければならない。

資産から4%が手取りで入ると計算しても3000万円が必要となる。

 

そこでコーストFIRE

 

コーストFIREとはそれ以上将来のための貯蓄をしなくてもいい状態になることらしい。

働くことはやめないが、働いて稼いだ分のお金は全て今のために使うことができる状態。

老後の資金などは用意したタネ銭の資産運用による自己増殖で。

 

例えば老後は年金と2000万円の貯蓄があればOKで60歳で完全退職を考えるのであれば、

30歳までにおおよそ470万円貯めればコーストFIRE達成となる。

運用利率の年利5%は十分現実的な数字であるが、渋めに見積もって4%としても620万円で済む。

野村證券マネーシュミレーターを使った試算

この状態になったらもう将来の分を含めてガツガツ稼がなくて良い。

 

現状の手取りは30万円で毎月の生活費が20万円で済んでいる人がいるとする。

この人が上記のように470万円でコーストFIREを達成したのなら、

そこからは20万円しか稼がなくても良くなる。

 

それならば仕事の量を減らすことができるかもしれない。

 

もしくは、「高給だが嫌な仕事」を辞めて「薄給ではあるが好きな仕事」に移ることができるかもしれない。

30年間の仕事の時間を「嫌な仕事」→「好きな仕事」へ転換できるのはかなり大きなメリットといえるのではないだろうか。

 

また、将来のために何となく貯金をする必要がなくシンプルに今必要なお金のことだけ考えていればいいという精神的な楽さがある。

 

大学卒業の23歳から仕事を始めて30歳までに470万円貯めることは、

月当たり5万円の捻出で達成できるのでそう難しいことではないだろう。

 

まとめ

コーストFIREが簡単そうに感じるのは、バリスタやその他のFIREと比較して

ゴールが近くに設定された考え方だからであろう。

 

バリスタとの違いは簡単にいうと大きな資産を先に作るか後に作るか。

 

バリスタは先に大きな資産を作り、そこからの資産収入を補助として使う。

一方のコーストは最低限の資産を作り、そこからの資産収入を将来用に回すという方法。

 

ゴールとなる資産の額が違うから簡単に感じる。

当然であるがFIRE達成後に稼がなければならない額はコーストの方が多い。

 

しかし、私はとても無駄がなくて良い方法だと思った。

 

結局多くの人は将来が不安で必要以上に稼ごうとしている。

将来の不安があるから稼げるなら稼げる分だけ最大限稼いだ方がいいと考えてしまいがちだ。

 

一方、今を生きるだけであれば必ずしも大企業の正社員である必要はなく

その辺のアルバイトでも別になんの問題もないはずである。

今ならバイトでも社会保険に入れるから万が一働けなくなった際の不安も不要であろう。

 

と、そんなこんな書いていたら3年前の記事で同じようなこと書いていた。

 

hajimemasitenoblog.hatenablog.com

 

この頃はコーストFIREの存在とか知らなかったけど。

通常のFIREやバリスタFIREでは大きくした資産を余らせたまま死んじゃいそうで

無駄だよな〜、とか考えていたんだろうな。

 

結局無駄なく効率よく生きるにはと考えるとみんな同じ結論に辿り着くということかな。

 

 

 

 

 

 

 

電気代の高騰と我が家の対策。そしてその結果。

このところ世間を騒がせている電気代高騰。
 
契約している電力会社にもよるが、おおよそ2~3割の値上げがされているよう。
 
我が家は東北電力で例に漏れず高騰している。
 
12月分の請求が6万5千円
 
本当に2~3割の値上げですか…
 
因みに我が家はオール電化ではない。
 
暖房は主に石油ストーブを使っているのでこの他に灯油代がかかっている。
最近は20Lタンク3本が10日ほどでなくなるので、
灯油代はおおよそ月に1万8千円。
 
お湯はガスなのでガス代もプラスで月1万くらい。
 
さらっと書いていて今気づいたが、光熱費で月10万円近く行っている。
水道代(こちらも約1万円)も加えたらしっかり10万円越え。
 
今は電気代は同居の父が払ってくれているが、
数年後には家をでる予定なのでこの負担がいずれ自分にかかってくる。
 
このままではヤバい!
 

対策をした

電気代を抑えるには、熱をコントロールする家電の使用を見直すのがよい。
 
熱を発生させるドライヤーやヒーターなどは消費電力が高いというのは何となくイメージがつくであろう。
 
また、熱をマイナス方向にコントロールするものも電気を喰う。
例えば冷蔵庫やエアコンの冷房なども電気を多く消費する。
 
今は冬の時期なので主に発熱系の家電の対策を行った。
 
具体的には
・オイルヒーター
・浴室乾燥及び暖房
・IH
の3点を重点的に。
 
我が家ではこれらの家電が消費電力が大きく、
かつ使用時間も長いと考えたからである。
 
ちなみにドライヤーなどは消費電力こそ大きいが、せいぜい数分しか使わない。
 
照明は長時間稼働するが消費電力は大きくないので重点対策からは外した。
(ただし、照明がLED化されていない家庭の場合は対策が必要であろう。)
 
このように、電気代対策をするなら
 
消費電力量使用時間のかけ算の結果が大きそうなものを狙って行くと良い。
 
 
①オイルヒーターの使用停止
これは書いていて恥ずかしいが、電気代をなんとかしようと思うまでは
寝室でオイルヒーターを一晩中つけっぱなしにしていた。
こんなでは電気代が跳ね上がるのは当然というもの。
 
オイルヒーターは室内が乾燥せず、排気ガスも出さず、
火事の心配もない大変優秀な暖房器具である。
 
しかし、その性質上電気の消費量は半端ない。
おおよそであるがエアコンの暖房は1時間あたり18円ほど。
これに対してオイルヒーターは1時間で40円ほどの電気代がかかるよう。
 
私は毎日9時間くらい寝ており、その間稼働していたので
これをやめるだけでもかなりの節電効果がある。
 
代わりに寝る前に石油ストーブで部屋を暖め、
朝は起きる時間にあわせてタイマーでエアコンを稼働させる形にした。
 
②浴室乾燥と暖房
冬は洗濯物が乾きにくいので、曇りの日などは浴室乾燥を使って洗濯物を乾かしていた。
また、お風呂が寒いので入浴前に浴室暖房で風呂場と脱衣場を暖めていた
 
これらを使用中止にした。
 
洗濯に関しては外に干せない日は、洗濯機の乾燥機能を使いその後室内干しとした。
 
浴室乾燥を1時間起動させる電力と洗濯機で洗濯と乾燥をする電力がほぼ同じくらいらしい。
 
洗濯機の乾燥だけでは湿っぽさが少し残るのでそのあと少し部屋干しする。
石油ストーブで空気が乾燥した部屋では多少湿った程度の洗濯物であればすぐ乾く。
これでついでに部屋の加湿もできるので加湿器の電源もoff。
 
浴室暖房は我慢すると健康リスクが高い。
 
浴室暖房ヒーターの代わりに暖房効率の良い石油ストーブに切り替えた。
 
以前は暖まるまでに30分~1時間くらいかかっていたがストーブなら10分程度でポカポカである。
 
③IH
料理のために必須なので我慢はしたくない。
少しだけ工夫をしてみる。
 
例えば汁物を少し暖めるだけなら電子レンジの方が効率が良い。
 
また、暖房器具を新調したいタイミングだったので
頭でお湯を沸かせるタイプのストーブを導入した。
 
これがとても優秀である。
 
煮込み料理など長時間IHを使ってしまいそうなものも、
暖房のついでにストーブ上に置いておけば追加の光熱費0で調理ができる。
 
汁物を少しの時間あたためておきたいときは鍋を少しずらして置いておけば
煮立たずに保温できる。
 
先日は大雪でひまだったのでストーブ上でじっくりカレーを作った
普通に美味しかった。
 
ストーブの上は体感で中火くらいの火力はあるので、
揚げ物やパラパラチャーハン等を除けば大抵の料理はIH無しでできてしまいそう。
 
今後に期待である。
 

節電の結果

上記の施策を打った結果、1月の請求額は…
 
2万7千円
 
でした。
 
使用電力量も1373kwから685kwへ。
 
電力単価の低下もあったようですが、やはりオイルヒーターの使用を止めたのが大きいかと。
浴室とIHに関しては月の後半から始めたので来月はもう少し電気代抑えられるかな?
 
と、思っていたら4月から東北電力で3割値上げのニュースが…
浴室とIHの分は相殺となりそうだ。
 

まとめ

電気代は少し意識するだけでかなり減らすことができた。

しかしそれにしても、今回の値上げは非常にきつい。

個人的には消費税の5→10%への上昇よりキツイなと感じる。

 

みなさんそうだと思いますが、

今回の値上げに関してはかなり対策をやりきっても値上げ幅に負けてしまい

負担が重いままと感じる。

 

最終手段は家にいる時間を極力少なくすること。

 

例えば休日は図書館にこもるとか?

1日中外を散歩しているとか?

 

それはそれで有意義な休日になるかもしれない。

波が無い朝はサーフィンを諦めてのんびりお散歩

 

福島県南相馬市へ移住して朝にサーフィンすることが多くなった。

 

 

南相馬市のメインポイントである北泉海岸は

波チェックが不要といっても差し支えなく、

ほぼ毎日のようにサーフィンできる波がある。

 

 

 

とは言っても、やはり波の無い日は時々ある。

 

 

この日は波予報などを見ていて、

 

「波無いだろうな」

 

と、予想をしつつも

 

「ひょっとしたら」

 

と思って海へ向かった。

 

 

案の定というか、予想通り波はなくサーフィンはあきらめた。

 

時間を持て余してしまったので海岸をお散歩。

 

そして何気なく撮ったのが冒頭の写真。

 

撮ったときは

 

「雲もあるしイマイチ」

 

と思ったけど。

 

帰ってから見てみたら、

 

穏やかな海で

 

水面に空が反射しているところが何となく綺麗に感じて

 

結構良い写真じゃんと思ったので記事に載せてみた。

 

 

 

のんびり過ごす時間が贅沢というか。

 

移住前はこんなことしている余裕はなかった。

 

 

 

移住といっても地元へのUターンという形ではあるが、

 

南相馬に戻ってきて本当に良かったと思う。

 

 

 

かといって、

一旦外に出て忙しい日々を送ることをしなかったら

このありがたみをかみしめることもなかったのかもしれない。

 

 

今この恵まれた時間に感謝したいと思う。

ハワイアンズで有名ないわき市は本当にハワイであった


先日、いわき市の豊間海岸へ遠征してきました。

 
南相馬暴風警報が出ていてサーフィンできそうになく、いわきのほうは落ち着いていそうだったので。
 
豊間は四倉などと並びいわき市で非常にメジャーなポイント。
 
ここの波はパワフルでサイズも大きめなことが多い。
 
無料駐車場、トイレ、水道完備で快適にサーフィンできます。
 
 
と、ここまでは今まで何度か訪れて知っていたのですが今回初めて気づいたことがあります。
 
 

ここは南国か?

いつもは南相馬の北泉に入っており、この時期はブーツがないと寒いので同様にブーツを履いて入水した
 
すると、
 
「あれ?水が冷たくない。」
 
想像と違いすぎたので、お湯なのではと感じてしまったほど。
 
いわきは確かに南相馬より南だが
同じ福島県内だし距離でいうと70km程度しか離れていない。
 
それなのに異常に暖かいのである。
 
後で調べてみたらその日の南相馬市の海水温は11℃てに対し、いわきは17℃。
 
その日たまたまではなく向こう一週間そんな感じのよう。
 
この時期の6℃の差は大きく、当然ブーツなど履いていたら暑かった。
 
同じ日の水温比較をしてみると、
そこから120km程南の茨城県鹿嶋市は15℃
250kmも南の鴨川市で16.5℃
 
千葉県の南房総とほぼ同じ。
 
どうりで暖かいと感じるわけである。
 
なんでだろう?
 
理由を考察した。
 
 

理由①:東北のハワイだから?

いわきはハワイアンズで有名である。
 
また、町の至るところにヤシの木が植樹されている。
 
いわき市全体でハワイを押している。
 
このため海もその気になって温かくなってくれていると考えられる。
 
温度だけでなく、透明度もなかなか高かったという点も考慮するとこの説はかなり有力である。
 
 
 

理由②:暖かいものが流れ込んでいる?

 
いわき市内の別のポイントであるが、
火力発電所の温排水が流れていて温かくなっていると聞いたことがある。
 
その影響で温かくなっている可能性がある。
 
しかし、このポイントとは20km以上離れている。
 
すぐ近くならまだしも大海原に対して発電所が出す温水の影響などたかが知れている。
 
他の可能性として温泉はどうだろう?
 
いわき市は温泉が有名で至るところに温泉旅館やがある。
豊間ポイントの近くにも日帰り温泉施設がある。
 
海底から温泉が湧き出ているのかも?
 
 

理由③:海流の関係?

暖流と寒流の通り道の関係で温かくなっているとも考えられる。
 
ということで海流を調べてみたが、暖流の親潮は列島に沿って南から流れてくるよう。
 

 

日本海学推進機構HPより引用

 

 
 
図のように暖流は横やり的に入ってくるわけではないようで、
これだと南から順に温かくなりそう。
 
この説だと茨城の方が冷たい理由の説明がつかないのでこれは無さそうだ。
 
 

まとめ

やはり、海水が温かいのはハワイだからだろうか。
 
そういえば近年いわき市で伊勢海老がよく水揚げされるようになったようだ。
かつては北限が茨城県であり、この変化にも海水温が関係しているよう。
 
以前にいわき市への移住も考えていた私としては羨ましい限りである。
移住検討時にこのことを知っていたらもしかしたら移住先が変わっていたかもしれない。
 
(↑いわき移住を考えていた頃の記事)
 
いずれにせよ、この冬はいわき市へ足繁く通うことになりそうだ。
 
ちなみに帰りはハワイアンズの温泉へ。
株主優待でもらった入場券が一枚余ってたので贅沢に利用させてもらいました。
常磐興産の株主になると年2回、計6枚の入場券が貰えるのでオススメです。
他にも宿泊割引券やゴルフコース利用券などもついてます。
コロナの影響で株価がお手頃になっているので欲しい方は買い時ですよ。