北泉ポイントを有する福島県南相馬市はサーファーにうってつけの移住先

サーフィンをする方の移住先として誰もが頭に思い浮かべるは千葉県でしょうか?

 

太平洋に大きく突き出した房総半島は様々な方向からのうねりをキャッチしバラエティに富んだ波と、場所を選べばサーフィンできない日は無いと言っていいポイントの多さが魅力です。

 

また東京からも程よい距離で仕事にも困らない立地にある点も移住のし易さにプラスでしょう。

 

私も移住検討の初期の頃は千葉県の鴨川市を第一選択に考えておりました。

鴨川市は千葉県の南部に位置しているため、年間を通して海水温が高く、冬のサーフィンも快適に行うことができます。

コバルトブルーの海や南国の雰囲気を醸し出す街並みも魅力的で、あの有名な水族館も持っている鴨川市です。

 

他にも静岡や宮崎などいろいろと心移りを経ましたが、最終的には福島県南相馬市への移住を決定しました。

 

 

サーフィン天国福島

わたくしの移住先の福島県南相馬市

サーフィン天国だと勝手に思っています。

 

寒いです・・・

オシャレな海沿いのカフェなんてありません・・・

 

だけど、天国なのです。

純粋にサーフィンを楽しむのにこんなにいいところ、なかなか無いのではないかと。

 

理由①:良い波なのに人が少ない

これが最大にして最高に重要なサーフパラダイスの要件ではないでしょうか?

 

千葉などでは一般的には「いい波&人が少ない」という2要素が揃うことはほぼ無いです。

いい波があればそこに人が集い、空いているポイントはなかなかいい波に巡り会えません。

私が鴨川市への移住を検討していた頃はサーフィン大国千葉を甘く見ていました。

 

「人は多いけど、平日とかならまあ減るっしょ」

 

とんでもない!

いい波が立てば千葉あたりだと関東近郊からサーファーが集まってきて瞬く間に混雑に。

平日でも結構な人の数になります。

 

茨城にも住んでいたので茨城の状況もなんとなくわかりますが、やはり首都圏からのアクセスが良いので良い波が立つと平日でもある程度人が集まります。

 

しかし、福島県南相馬市では混雑しているところ見たことないです。

メインポイントの北泉海岸は各種コンテストや大会がしばしば行われ、過去には世界大会の開催実績もあり波質は文句なしのメジャーなビーチ。

そんな好ポイントにも関わらず平日はほぼサーフィンしている人はおらず、休日でも混雑という状態までなることがないのでいつでも悠々とサーフィンできます。

 

私は現在有休消化中であと2ヶ月ほどニート状態なのでこのサーフィン天国で毎日サーフィンしようとニヤニヤしているところです。

 

理由②:ビジターウェルカムな雰囲気

舗装された広い駐車場や無料のシャワー・トイレも整備され、ビジターウェルカムな雰囲気です。

地元のサーファーも基本的に優しい人ばかりなのでローカルとのウンヌンカンヌンといった類のイザコザの心配もほぼありません。

そもそも広い海岸に少人数なのでイザコザが起こるほど密集することがありません。

 

周辺には他にもいくつかポイントがありますが、いずれも海岸は広く、無料の駐車場&水道&トイレなどが整備されていて文句なしの環境です。

 

個人的には舗装された駐車場が非常にありがたいです。

茨城だと基本的には海岸の駐車場は砂利のため、道具類や足に砂がつくので地味に面倒でした。

まあ、洗って落とせばいいのですが車に乗り込む直前のサンダルの砂は落とせないですし毎回水の用意をするのが面倒です。

 

水道があり地面が舗装されていれば、とりあえず軽くボードと足だけを洗い家に帰ってから体やウェットを洗えばいいので、水の持参が不要となり大変便利です。

 

我慢ポイント

オススメポイントをまとめると

・波がいい

・人が少ない

・地元民でなくともウエルカム

・トイレ、水道、駐車場等の設備良し

 

といったところ。

他にも砂浜や水が綺麗でサーフィンしてて気持ちいい、なども個人的には大事なポイントだったりします。

 

ここまで良いところばかり書いておりますが、逆に千葉などと比較して魅力が劣るかな?と思うところを以下に書いてみたいと思います。

 

①寒い

言うまでもなく、東北でサーフィンするとなったらサーファーの皆さんが必ず警戒するであろう事項です。

これはまさにその通りで寒いです。

真夏でも結構水温冷たいので海パンでサーフィンできる日なんて年に数回かな?

大人になってから2回ほど海水浴に行きましたが、お盆周辺の夏真っ盛りにも関わらず水が冷たくて震えていました。

 

冬は千葉南とかだとブーツ無しでも年中いけたりしますが、南相馬ならフル装備必要でしょうね。

 

寒さと装備の煩わしさを犠牲にして混雑を避けるという感じでしょうか。

 

ただ、千葉の場合は

・夏のハイシーズンは混んでる

・冬は寒い地域からの避難民で混雑する

といった感じで年中混雑しています。

 

一方の福島は

・夏のハイシーズンは普段より人が増えるもののたかが知れている

・冬は人がほぼ皆無

と言う感じで寒ささえ我慢できればハイシーズン含め一年中快適に波乗りができます。

 

混雑は個人の努力ではどうしようもないですが、寒さなら装備などでなんとかできますからね。

 

逆に寒さに弱く、寒い思いするくらいなら混雑の我慢を選ぶといった人であればオススメはできないところです。

 

②オシャレなカフェなどはない

サーフィン後に海沿いのカフェでゆったりランチして優雅な時間を過ごす。

 

そんなライフスタイル、憧れますよね。

 

カフェで食事をするまでがサーフィンだといっても過言ではないでしょう。

 

私もそんな日常に憧れます。

 

千葉であれば海沿いの道路を走ってるだけでオシャレなカフェや、新鮮な海産物をいただける飲食店などがたくさん目に入ります。

 

サーフィン後の気分で「今日はどの店に行こうか」など選び放題でしょう。

お気に入りを見つけて足繁く通うのも良い。

 

海外ドラマや映画に出てきそうなサーフィンライフが送れることでしょう。

 

 

しかし、福島ではそのようなお店などはないので諦めましょう。

海沿いは東日本大震災津波の影響でお店などはほぼ皆無で本当に何もありません。

 

サーフィン後は少し車を走らせてガストか道の駅の食堂かもしくはコンビニ。

もしくは大人しく真っ直ぐ家に帰りましょう。

 

「サーフィンの楽しみ=波に乗ること」

であれば良いですが

「サーフィンの楽しみ=波に乗ること+アフターサーフの充実」

と考える人であれば物足りないかも知れません。

 

 

サーフィン仲間と親睦を深めたかったらカフェではなくお家の庭でバーベキューをしましょう。

土地や家は安いので広い庭付きのお家は夢ではありません。

 

まとめ

テレワークの促進で地方移住が注目されているので、ちょっとオススメを書いてみました。

南相馬はサーファーには本当にオススメです。

他にも書ききれない魅力がたくさんあります。

いきなり移住はオススメしませんが、少しでも気になったら一度南相馬の波に会いにきてはいかがでしょうか。

 

 

追記(2023.7.1)

北泉の情報サイトができたようです。

美味しそうな定食屋さんや喫茶店の情報なども掲載されていますね。

 

本文でアフターサーフを楽しめるお店なんて無いというようなこと書いていましたが

大変失礼いたしました。

美味しそうなもの、素敵なお店、たくさんあります。

funq.jp